第一章ー約一世紀つづいた「一つの長い戦争」
- 長い戦争に終止符→8月15日→これを論証すること
- 「明治以来50年の軍国主義教育」
・教育以前に戦争がある→東漸する西力
・富国強兵→明治より遙か以前→攘夷も同じ→反植民地戦争理論も同じ - 民族の偉大→角突き合わせ→日本だけ敗戦意識を喪失
敗戦意識→一億総懺悔→日本史への反省→哲学的 形而上学的→男臭さ喪失 - 「理性的ナショナリズム」の復権→日本帝国と日本の一体感の回復
- 三つの史観→太平洋戦争史観・帝国主義戦争史観・抗日史観→大東亜戦争史観を築く
- 大東亜戦争→百年戦争の終曲→明治維新の20年前に開始
- 開国即攘夷
- 島津斉彬の「富国強兵」
第二章 薩英戦争と馬関戦争ー予想を越えた日本の抵抗力
- トインビー「文明の実験」
トルコ~清→帝國の瓦解
日本だけ瓦解しなかった - ライシャワー博士の意見
「徳川幕藩体制」→地方分権 封建制→経済成長早い→19世紀半ばで開始
→土着から有能者が這い上がる→個人主義→資本主義
清→中央集権体勢→遅い→東洋的専制主義→下から這い上がる有能者を押さえつける - 民族的激情としての攘夷熱
第三章 明治維新と英仏謀略戦
外国に日本を売り渡さなかった
第四章 征韓論ー抑えられた出撃論
- 「明治史の分水嶺」
- 戦後史家の「曲学」
西郷隆盛→文明の精神を慕うもの - 「征韓論」の前史
三国合縦連衡→武力出撃論→海舟→体韓政策論
→西郷
→自由民権論
→中江兆民→頭山満 - 木戸孝允の征韓論
明治元年→岩倉具視に建議→明治政府内一番早い
内政改革の手段 - 佐田 森山 柳原
征韓論→「東亜百年戦争」の一環→相手は朝鮮でも清国でもない→東漸する西力(欧米列強) - 西郷隆盛の「征韓論」
内治論→出撃論→共に「攘夷即開国」論者
時期と方法が違う - 戴天敵の「日本論」
西郷に捧げられた最良の弔詞 - 日本人自身の意見
- 「征韓論議」の真相
コメント