日本の防衛 矢野一樹 潜水艦隊司令官 元海将

以前から注目していた矢野さんの「防衛論」が、最近見なくなった「チャンネル桜」に
掲載されていたので、骨子を記す。多くの人に知ってもらいたい。→情報源

■現状認識→西と東は決定的に決裂した。
     →中国 ロシア 北朝鮮に対峙しなければならない。
     →国家安全保障戦略とそれに伴う国家防衛戦略、防衛力整備計画(令和4年12月)策定
     →遅い 不十分(矢野)
     →アメリカ頼り根性から抜けていない
     →ロシア海軍→旧式兵器
■尖閣諸島上陸された場合→政府の覚悟が必須→防衛出動
→後方遮断→兵站遮断→前方ミサイル攻撃→米軍来援を待っ。
            →少人数の場合は陸自で対応
            →核の脅し→アメリカ次第

■核攻撃→国家防衛戦略→アメリカの核に頼るしかない。
     日本、核展開できるのか→米側でもめる
   →核の傘は口約束→実体的訓練 取り決めはない。
    →欧州の核シェアリンは訓練、共同使用計画、情報共有している。
    →ウクライナ戦争でロシアの核使用に、米国が核で対応しない
    →NPT体制崩壊する
    →米は究極の選択を迫られる

■日本核武装→原子力 通常を含め、潜水艦隊を作るべし(矢野)
      →スタンド オフ ミサイル(敵射程圏外ミサイル)は世界中が持っている
      →陸上ミサイルは生き残れない→シェルター格納はピンポイント攻撃で撃破
      →多数 小規模飛行場で、かろうじて生き残れる
      →護衛艦 潜水艦 は奇襲攻撃で撃破される

■ロシア、ウクライナ侵略→米は欧州に知らせていた→欧州 特にドイツ フランスは
             信用しなかった。
            

■奇襲攻撃を防ぐ方法→警報を発するタイミング→兵力を国内に分散するタイミング
          →出撃するタイミング→警報システムを作成すること

■核潜水艦隊→所有する国を威嚇する国はない。
      →日本の潜水艦のレベルは高いか→そうでもない

  • 建造費→1艘1500億円~2500億円
       →4艘1兆円~2兆円(建設インフラを含む)→1艘常時稼働体制
  • 水中戦力増強→国家安全保障戦略→七つの機能に明記されていない→政府は気付いている
          →気付いているなら早くやれ。
  • 建設期間→5年 原子炉→2年
  • 核武装 原潜は別計画にする
  • 計画作成だけで、抑止力になる→中国は脅してくる
    ★寸評★→国民がそれに耐えることが出来るか→自虐史観からの脱却が不可避
  • 政治→憲法9条の周りを回っているだけ→戦略論に踏み込まない
    国家安全保障戦略→制服は一人も入っていない→素人の集団
    →安全保障知識が無い集団が、安全保障を論じている→極めて危険
  • 米艦隊は、中国の対艦ミサイルの射程内に入らない→日本国政府に伝達済み(10年前)
    日本政府何ら対応していない
  • 基本的対応→アメリカ軍の傘下に入り、一体となった体制を構築する
    これは、現役自衛官は嫌がる人もいるが、自衛隊が完全自立することは
    不可能。アメリカ軍を引きずり込むことを意識すべし。
    嘉手納F15常駐部隊は退避→米軍→おまえ等と心中はしないよ
  • 驚いたこと(矢野)→国家安全保障戦略→海上保安庁は防衛省の指揮下に入る、と明記
             →海上法安庁法第25条→軍事活動禁止
             →無知の政治家の方が「軍事行動に関して」危ない。
    ★寸評★
    下記事項が必須
  • 縄文時代から近現代までの歴史の見直し
  • 自虐史観を克服する
  • 第二次大戦を見直す
  • 欧米特にアメリカの歴史家、知識人の意識改革を行う
  • 国民全体の意識改革
  • ※矢野元海将は、ウクライナ支持、プーチン敗北願う

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