読書ノート 江戸幕府の北方防衛(D3) 中村 恵子 著
第2章 日本の領土確保と近代経済発展に寄与した松前藩
北海道の江戸時代が「アイヌ文化時代」されても、異議申し立てがない。
江戸時代以前も統括者が支配の中に組み込んでいる
第1節 古代~平安時代の資料にみる蝦夷地
■日本文化の表長物に満ちた古代の蝦夷地
- 世界最古の土器~青森県大平山元Ⅰ遺跡 18500年前
- 帯広大正3遺跡~煮炊き世界最古 14000年前
- 漆製品~南茅部町 3500年前
■飛鳥、奈良、平安時代と続縄文、擦文時代の蝦夷地
- 720年 日本書紀~蝦夷地記述
- 8世紀~9世紀前半 北海道式古墳 擦文文化
■奥州藤原氏は「蝦夷」統括者
- 函館市 船魂神社 北海道最古 1135年 和人の定住
第2節 鎌倉幕府が明確に打ち出した蝦夷地支配
第3節 松前藩祖~室町時代に蝦夷地覇権を握る
第4節 蠣崎慶広が秀吉から蝦夷地支配の「朱印状」得る
~檜山安藤氏から独立
第5節 蠣崎(松前)慶広が家康から「黒印状」得る
~蝦夷地支配が公認され松前藩成立
- 松前慶広に無断でアイヌと交易しないこと
- 和人の行動は松前慶広に報告すること。
しかし、アイヌの行動は自由である
- アイヌに非道をしてはならない。
■1644年 蝦夷地、樺太 千島列島 は日本領~松前藩提示地図
第6節 「商い」が経済基盤の松前藩
「北前船」
第7節 松前藩~北前船貿易の要~近代経済発展の源
■近江商人から北前船承認へ
■北前船が運んだもの~地場産品と文化~日本近代経済発展の源
■「日本は1つの国」との意識形成を促進させた~近代国家の礎
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