「脱炭素」は嘘だらけ(D3) 杉山 大志 著

読書ノート「脱炭素」は嘘だらけ(D3) 杉山 大志 

第3章 地球温暖化のファクト

①台風は増えていない
②台風は強くなっていない
③超強力な台風は来なくなった
④地球温暖化は30年間で僅か0.2℃であった
⑤猛暑は温暖化のせいで無い
⑥短時間の豪雨は温暖化のせいで無い
⑦集中豪雨は温暖化のせいでない
⑧寒さによる死亡者の方が暑さによる死亡者より遙かに多い
⑨東京は既に3℃上昇したが東京は反映している
⑩山火事は温暖化のせいで無い
⑪海洋上昇は僅かでゆっくりだった
⑫シロクマは増えている
⑬砂浜の消失は温暖化のせいで無い
⑭珊瑚礁の島々は海面上昇で沈まなかった
⑮エゾシカの獣害は温暖化にせいで無い
⑯災害による損害額の増加は温暖化のせいで無い
⑰食料生産は増え続けている
⑱気象火災による死亡者は減り続けている
⑲気候に関連する死亡は減り続けている
⑳CO2は既に5割増えた(だが何も起きていない)
㉑再生可能エネルギーの大量導入で豪雨は3ミクロンも減らなかった。
㉒2050年CO2ゼロでも気温は0.01℃も下がらず、豪雨は1ミリも減らない
㉓気温予測の科学的不果実性は大きい
㉔被害よ予測の前提とするCO2排出量が多すぎる
㉕シミュレーションは温暖化を過大評価している
㉖シミュレーションは気温上昇の結果を見ながらパラメーターを調整している

ーーー気候非常額はフェイクニュースーーー

■「2020年予測」は大外れ
 ・地球温暖化が3℃濃度が倍増する(1987年)

 ・キリマンジャロから雪が消える(2006年)

 ・海面上昇が60cmに達する(1986年)→実際は6cm

 ・イギリスから雪が消える(2000年)

 ・太平洋諸島の経済は壊滅する。:観光 漁業(2019年)経済成長は続いてる

 ・氷河が消える(2009年)

■台風も猛暑も豪雨も温暖化のせいで無い
 ・台風発生個数:年25個程度で安定している

 ・猛暑は都市熱や自然変動

 ・江戸時代と比べて0.8℃上昇

 ・豪雨は増えてない

 ・被害額が多くなった理由→被害を受けやすいところに人が住むようになった。

 ・CO2 江戸時代の1.5倍になった 気温 0.8℃上昇:破局は来ない

ーーー地球温暖化で人類は困らないーーー

パリ協定:産業革命以前より2℃より十分低く保つ

 ■CO2が5割増でも困らなかった
 ・今後伸び率は鈍化する(温暖効果は飽和する)
  CO2と温暖化:対数関数:CO2濃度がたかくなると赤外線吸収集が飽和する

 ■「CO2ゼロ」にする必要ない

 ■産業革命前と現在のどちらがよいか
 ・1850年:小氷河期 1300年頃:暖かかった

 ・1780年:天明の飢饉  1830年:天保の飢饉

 ・恐竜時代:現在より数倍高い濃度

 ・100万年前:280PPM 氷河期:180PPM→植物壊滅

 ■目指すべきCO2網度は何Pppmか
 ・温暖化→気象の激しさは減る

 ・極地の方が熱帯より気温が高くなる幅が大きい:南北方向の温度勾配は小さい
                       →気候は穏やかになる

 ・小氷河期:激しかった

 ・1000ppmの時期も長かった 630ppm以内であれば光合成は活発 生産性高い

 ・2095年:1.6℃上昇 →快適

ーーー気候シミュレーションは問題だらけーーー

 ・①CO2排出量が非現実手になまでに多すぎる

 ・②任意にパラメーターをいじってる(チューニング)

 ・③被害予測は不確かな上に悪影響を誇張してる

■過去と将来の温暖化を過大評価

 ・過去温暖化を過大評価

 ・未来も過大評価(シミュレーション)

■気温上昇予測は結果を見ながらパラメーターをいじっている

 ・1980年~2000年:モデルと観測値と合ってる→そこだけ答えが合うように「細工」してる

 ・変動要因 CO2だけとしている:実際はほかにもたくさんある

 ・雲:太陽光遮る→温度下げる :赤外線吸収→温度上げる =雲の形状によって効果が異なる

 ・このチューニング課程で、数値モデル:自然変動で無く、CO2によるものとされた

 ・チューニング:研究過程ではOK。政策決定に利用:NG

■CO2排出量の想定が現実と乖離

 ・モデル活用のためのインプットデータも過大評価

 ・IPCC(2014年発表):RCP8.5℃:4.8℃上昇(対策なし) 
               他の機関の予測数値より高い

■環境影響評価モデルも問題だらけ

 気候変動でどのような影響が人間活動や生態系に生ずるか

 ・現実を大幅に単純化した環境影響評価モデルを用いてる

 ・環境影響評価モデルが検証されていない。過去が再現できない。
 ・非現実的に高い排出シナリオを用いて検討されている.
 ・ばらつきの大きい気候モデル予測のなかから、被害が大きくなるものをとりだして行
  われる.
 ・複数の排出シナリオと気候モデルに基づく論文であつても、メデイァ発表となると、
  その「最悪の場合」だけが取り上げられる。
 ・地球温暖化には良い側面もあるのに、悪い側面だけを取り上げる。
 ・不確かな予測でぁるのに、確かであるかのょうに発表される.
 ・僅かな影響が、重大なことのように報じられる。
 ・ことさらに被害を強調する「政治的に正しぃ温暖化研究」が横行する。

 ・経済成長と技術進歩によって防災水準が向上し続け、人的被害が激減する傾向を無視

■東京の農業は3℃上昇でも問題なし

 ・かっては冬の最低気温:マイナス9℃

コラム

環境破壊で喜ぶ生き物

・おおナラ:他の植物を抑制

・田んぼ開発:鯉 鮒 トンボ アゲハチョウ アメンボ コオロギ が繁殖

       キノコ、カビ犠牲に

・ある生態系の破壊→新しい生態系へ

・反脆弱性:より強いシステムに生まれ変わる

 

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