デジタル・ファシズム(D5)堤 未果 著

★★★第5章 熾烈なデジタルマネー戦争★★★

■80年代に語られた「デジタル通貨」の青写真

  • 1988年 「エコノミスト」(英雑誌):「国際通貨システムの船出に備えよ」
  • 2003年 換金可能な仮想通貨登場
  • 2009年 「仮想通貨「ビットコイン」→中央銀行支配から自由
  • フリードマン ハイエク:国家権力 通貨発行権 分離せよ
    発行枚数に上限 価値→需要と供給によって決まる
  • 通貨供給量をコントロールできない 信用なし

巨大企業参入

■巨大利権に挑み、潰された仮想通貨「リブラ」

  • 2019年 構想発表 ザッカーバーク
  • 価格変動なし 法定通貨にいらづけ 信用担保
  • 通貨発行益:政府国債発行→貸付利子益:FRB
  • 変動相場制:貿易黒字は米国債に再投資
  • 中央銀行:民間企業が株所有
  • 守るべき「既存の金融システム」:「通貨社会主義」

■さっさとデジタル通貨を発行せよ

  • FRBのデジタルドル発行を民間で実施する
    「ホワイトペーパー」を公表
  • 個人情報をデジタルIDと紐付け→5Gネットワークでつなぐ
  • 世界人口1/6 中国 ロシア対欧米
  • ビックテックと金融業界の融合

■アメリカのドル支配から逃げ出したい国々

  • 独自に中央銀行デジタル通貨を開発中:BRICs イスラム諸国

■プラットフォーマー化する中国

  • 決済の4割:ドル
  • CIPS:ロシア→人民元決済拡大

■日本にデジタル人民元がやってくる

  • 改正国家戦略特区(スーパーシティ) 一帯一路 RCEP→組み合わせ
  • デジタル人民元:ブロックチェーンを使うので、米手を出せない
  • RCEP:サーバを自国に置くことを強要されない→中国のIT企業サーバーを
                    日本に置けない。

■インド、韓国、EUも続く

■最終ゴールは「世界統一デジタル通過」

  • グローバル統一通貨

■国家の通貨発行権が消滅する

  • 基準通貨発行国 米 財政破綻 不可避
  • IMFに未来→国家の通貨発行権消滅

■高額紙幣から消えてゆく

  • インド「アダール」国民背番号制
  • キャッシュレス化
  • 韓国
  • デンマーク
  • ヨルダン
  • スウェーデン

■秒速で決済完了する体内マイクロチップ

  • 犯罪防止策

★★★第6章 お金の主権を手放すな★★★

■現金をなくせば犯罪が減る、は本当か?

  • ドイツ:キャッシュレス化反対大→お金に関するプライバシー大事
  • 匿名性排除→テロ 脱税 マネーロンダリング 等の犯罪対策として必要
  • スウェーデン→強盗減る しかし、詐欺事件増加
  • 「デジタル化はシステム停止で、自分を守る術が無くなる」
  • 2012年政府デジタルシステム ハッカー侵入 ノルディア銀行に
    アクセスする直前だった

■2024年にタンス預金が没収される

新札切り替え 1946年 「預金封鎖」→財産税徴収が目的

■キャッシュレスの次はデジタル財産税

  • 2020年 タンス預金 101兆円 →あぶり出したい政府
    新札 旧札 交換レート 1:10
  • デジタルマネーが社会の隅々まで広がって、市中に出回るお金
    の量が把握しきれなくなったとき、財産税徴収のチャンス

■高齢者を狙う、デジタル訪問販売詐欺に注意

  • 「改正特定証取法」2021年→契約書をペーパーレス化
    家族が契約を気づかなくなる。

■韓国と手を組んだゆうちょ銀行の信用スコア

  • 中国信用スコア日本上陸進行
    韓国新韓銀行(SBJ銀行)覚え書き→小売り金融 デジタル分野
    財務省の天下り先  個人情報 韓国へ流れる
  • 2021年 銀行が買える非上場の株式上限
    5%→100%  「改正銀行法」成立
  • 不況で弱体化中小企業銀行安値で買いたたき→コストカットで株価つり上げ
    →転売する
    <注>外資規制なし ハゲタカ外資の餌食
  • 新韓銀行:51%外資 韓国は4半世紀前から「金融植民地」
  • 地方銀行 信用銀行 を守るべき

■お金の主権を手放すな

  • 「世界統一デジタル通貨」 対抗 →お金の 「匿名性」「主権」「自由」
                     を手ばなさない
  • お金とは思想なのだ
  • 通貨リセット→GAFAが支配する仮想空間 無法地帯

コメント

タイトルとURLをコピーしました